毎年人間ドックを受けている方で異常がないと判定されると翌年まで癌にならないと勘違いしている方がいます。毎年の人間ドックは車の法定点検とは違います。車の点検をしていれば翌年まで故障しないと勘違いしている方がいますが、外車では点検後に故障することはよくあることです。日本車は性能がいいため故障しないのであって、点検していれば翌年まで故障しないと錯覚しているのです。中年以降の年代は、いつ癌になっても文句は言えません。一部の癌を除き無症状の癌は何かしらの検査をした結果により発見されており、がんの進行度はその検査のタイミングに依存します。検査をしなければがんは見つからないのです。早期癌の多くは偶然に発見されており、がん検診を受けることはその偶然機会の一つです。是非がん検診を受けてください。また、定期的に医療機関に通院していれば、癌になっても早期がんで発見されると勘違いしている方もいますが、医療機関に定期的に通院していても検査を受けなければ偶然の機会を逸し癌を発見することはできません。