血圧の薬を飲みだすと一生続けないといけないので飲みたくないという方がいますが、これは大変危険な考えです。高血圧の治療は血圧を下げるために服用するわけではなく、高血圧により発症する合併症を予防するために治療を行っています。高血圧の治療が遅れれば遅れるほど心臓に負荷がかかります。早ければ50代60代で心不全を発症する方がいます。一度心不全を発症すればそれこそ一生薬が必要で、高血圧の薬だけでなくそれ以外の心保護薬を服用しなければなりません。また治療をしても自分勝手な判断は死期を早めることになるため、医師の指導に従い、定期的な検査で心臓評価をすることが大事です。